電子処方箋解禁か? 日本の医療ITは新たなステージに突入 | ライタス株式会社

厚生労働省は、電子処方箋を2016年4月から解禁するとの方針が固まったようです。

日本経済新聞 --電子処方箋4月解禁 厚労省、薬局の事務負担軽く
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS08H2X_Z00C16A2EE2000/

ミクスOnline --厚労省 電子処方せんを4月にも導入 電子版お薬手帳と連携でかかりつけ薬剤師の服薬管理後押し
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/53711/Default.aspx


第29回医療情報ネットワーク基盤検討会が現在開かれているようなので、ここで提言がまとめられるのではないかとの見方です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000111357.html

官邸資料では、処方箋の電子化に関する検討と題して、資料が公開されていました。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/hearing_s/150313shiryou02-01.pdf 

※平成25年の検討会で審議されることになっていますが、3年遅れです


この資料によれば、大分県別府市のゆけむり医療ネットを使った実証実験が行われていた模様で、このモデルを踏襲して実装フェーズへ移っていくものと思われます。
http://www.beppu-med.or.jp/yukemuri/syohou.html

医師の認証には、保健医療福祉分野公開鍵基盤(HPKI)を使い、デジタル署名された書類を回すことで、従来の処方箋と同じワークフローを実現しています。
今後のモデルケースの参考にされていくものと思われます。

また、今回の発展として、マイナンバーの利活用を視野にいれていることは言うまでもありません。
マイナンバー内部にある電子証明書をキーとしたデータ連携が検討されていると思いますが、現状のマイナンバーにおいて運用されるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。

電子処方箋・電子カルテ・電子お薬手帳の一体的な連携が実現されつつあり、今後日本における医療ITの世界が、一歩進む事になると思われます。


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