Windows Server 2008/VISTA以降に発生するCドライブ枯渇問題 | ライタス株式会社

今回のキーワードは、「winsxs」です。

私は、ハードディスク枯渇問題と称してますが、Cドライブ(システムドライブ)がだんだん減ってゆく現象があります。

困ったことに、この問題の根本的な対処法はありません。 あくまで対症療法で対応することになります。

システムドライブの容量が減る原因には、以下のものが考えられます。
  • Windows Update
  • アプリケーションログ・システムログ他の蓄積
  • VSS(バーチャルシャドーコピー)の蓄積
  • アプリケーションによる出力

対抗する方法はいくつかありますので、列記してみます。
お約束な文言ですが、実施される場合はあくまで自己責任でお願いします。

1. Cドライブを増やす
対処としては一番簡単ですが、1つのHDDを2つ以上のパーティションに区切って使っている場合に限って使える方法です。
手順としては、システムドライブではない領域をどこかにバックアップして、ディスクの管理機能から、バックアップした部分をパーティションから解放します。その後、システムドライブの領域を拡張します。
注意しなければならないのが、アクセス権です。
コピーした際に、フォルダやファイルのアクセス権がデフォルトに戻されることがあるので、コピー後にファイルへアクセスできないなどの問題が発生することが予想されます。

2. 不要なファイルを削除する
当たり前と言ってしまえば、それまでですが、システムドライブがどのような状態に置かれていてもできること。それが「不要なファイルを削除」する方法です。
ただし、システムドライブ内は、消してしまうと動かなくなるファイルもありますので、注意が必要です。専門知識も要する場合があるので、お約束ですが、「自己責任でお願いします」
消して効果のありそうなフォルダは、「C:\Temp」「C:\Windows\Temp」あとは、ユーザープロファイル内などでしょうか。

3. ログの出力先を変更する
システムログの出力先を変更する方法があります。
ただ、ログといっても長期間運用していない限りは大した容量がないので、あまり効果が期待できません。

他にも、シンボリックリンクを駆使して別パーティションへ移動する方法や、HDDを圧縮する方法などありますが、その方法については、気が向いたときに追記することにします。



本記事は、弊社代表のブログ記事なんでもIT屋の宿命からの記事を加筆修正したものです。

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