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2月, 2018の投稿を表示しています

Chromeで安全ではないと表示が出る問題 | ライタス株式会社

Webサイトの証明書問題は、ここ最近注目を集めており、弊社でも問合せを受け付けています。 これまでSSL証明書を使用していなかったサイトでも、いよいよ安全ではないと警告が出るようになるため、企業サイトでの対応も必要になってきます。 散発的にニュースになるので、いくつかのトピックに分け、弊社としての見解をまとめてみました。 Symantecの証明書が無効化されてしまう問題 世界的に利用者の多いVerisignを買収したSymantecの証明書部門を米Digicert社に売却しました。 これにより、一部で混乱が起きていますが、日本においては、Symantecブランドは継続されるようなので、引き続き利用は可能という見解です。 ただし、Symantec SSLの一部でブラウザChromeから信頼されなくなる問題がありますので、念のためSSLチェッカー等で確認されることをお勧めします。 詳細情報 そのSSL/TLS証明書は大丈夫? Google Chromeからhttpsサイトとして信頼してもらえなくなる場合も!? -INTERNET Watch https://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/1107715.html SSLチェッカー (Symantec社提供) https://www.websecurity.symantec.com/ja/jp/support/ssl-checker SSLチェッカー (GlobalSign提供) https://globalsign.ssllabs.com/ 証明書鍵の強度問題 証明書は、サイトとクライアントの間の通信を暗号化するために使用する鍵の役割を果たします。 ここ最近、この暗号化鍵を解読する脆弱性が研究されており、SHA-1の暗号化鍵はすでに脆弱性が明らかになっているため、対応が必要です。 現在の一般的な証明局では、SHA-256での鍵に対応しており、SHA-1での証明書を発行することはできないようになっています。 時々発見される脆弱性に対応しないと、暗号化通信が覗き見られる可能性があるので、注意が必要です。 暗号化鍵に使用するアルゴリズムの種類は、SHA-1,SHA-256がメジャーですが、近年楕円曲線暗号というものもある

小型HDMIモニタを搭載したRasberry PI 3 | ライタス株式会社

Rasberry Pi3は小型PCとして非常に有用で、考え方次第で利用用途がたくさんあります。 今回は、小さいHDMIタッチモニタを利用したRasberry PI 3環境を作ってみたいと思います。 使用したタッチモニタはQuimat 3.5インチタッチスクリーンです。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B075K56C12/ このキットを使えば、非常に簡単にタッチスクリーンを利用したRasberry PI 3環境が作れるかと思ったのですが、 何か所かはまったところがあるので、参考までに記載してみます。 1. 解像度の調整 今回使用しているタッチモニターは3:2のサイズが推奨されているので、それに対応して設定します。 通常であれば、480x320のサイズで利用するところですが、表示サイズが大きすぎてブラウザ表示だけでも大変な状況になります。 そこで、810x540に設定を変更したいと思います。 # sudo nano /boot/config.txt 以下書き換えます。 #hdmi_cvt 480 320 60 6 0 0 0 hdmi_cvt 810 540 60 6 0 0 0 #810x540 これで再起動すれば、設定が反映されます。 # sudo reboot 2. タッチの位置が左右逆になる 起動したイメージファイルが悪かったのか、タッチされる位置が左右逆転してしまいました。 これを修正するには、以下のファイルを編集します。 # sudo nano /usr/share/X11/xorg.conf.d/40-libinput.conf 座標に関しては、TransformationMatrixという値で設定されます。 詳細は、以下のURLに記載があります。 https://en.wikipedia.org/wiki/Transformation_matrix 通常はTransformationMatrixは以下のように設定されています。 ⎡ 1 0 0 ⎤ ⎜ 0 1 0 ⎥ ⎣ 0 0 1 ⎦ {1 0 0 0 1 0 0 0 1} これを左右逆転変更するには、 ⎡ -1 0 1 ⎤ ⎜ 0  1 0 ⎥ ⎣ 0  0 1 ⎦