スマートなオフィスを目指して | ライタス株式会社

スマートスピーカーが安価に手に入るようになったこともあり、
スマートホームという言葉を色々な媒体で目にするようになりました。
弊社のオフィスもスマートにしたい、と試行錯誤しております。

色々な説明を後回しにして、典型的なスマートホームの仕組みを以下に示します。

①は「スマートスピーカー」と言われるもので、人語を理解する役割を担います。
またスピーカーというだけあり、「音楽の再生」「質問に答える」など、
音声でできることはコレがやってくれます。
「3分経ったら教えて」などもできるので、料理で手が離せないときなどにもいいですね。

②が「スマートスピーカー対応機器」です。
お手元のテレビやエアコンが「スマートスピーカー対応」であれば、
スマートスピーカーと簡単に接続し、操作することができます。

③は「Webサービス連携Webサービス」というもので、字面はややこしいですね。
「GPSによると家主が家に近づいてきたよ」であるとか、
「温度計によると快適な温度から外れているよ」であるとか、その他様々な通知をもとに、
「照明をつける」「空調をつける」といった動作に紐づけてくれるサービスです。

④は「IFTTT対応機器」です。ちなみに「イフト」と読むようです。
上の③で言った「照明をつける」「空調をつける」と言ったことを実現するために
IFTTTに対応した機器です。

ところで、いま一般家庭にある家電製品のほとんどは
「スマートスピーカー対応」でも「IFTTT対応」でもないことがほとんどです。
図中の⑤に該当する機器を、スマートに操作したい!

…と思ったときに登場するのが⑥の「スマートリモコン」です。
右の黒いものがLive Smart社製LS mini(注: IFTTT非対応)、
上の雲様のものがWonderlabs社製SwitchBot Hub Plus、
中央のツートンがSOCINNO社製sRemo-R2、
それぞれスマートリモコンです。
(左の4灯が点いているのはスマートスピーカーです)

これらはIFTTTを受信して、赤外線信号を発します。
つまりリモコンで操作できる製品はこれらスマートリモコンを介して、
スマートスピーカーから、声で操作できる、ということになります。

途中そこそこ色々なトラブルに見舞われたので記録しておきます。

・IFTTTのドリブン側でSwitchBotは機器のオン/オフしかできない

(ドリブン側という言葉は見たことがないのですが)
何らかのイベント(this側)によってSwitchBot Hub(that側)を動かす際、
任意のリモコンボタンを駆動させることはできません。
電源のオン/オフに対応した指示を出すことしかできません。
なのでIFTTTのドライブ側にGoogleアシスタントの「3チャンネルを見せて」などを登録して、
SwitchBot Hub Plusからリモコンの3番を発信する、ということはできません。

・Googleアシスタントは漢字に弱い?

IFTTTのドライブ側に呼びかけのフレーズを設定する際、
「テレビを点けて」だとできないことが、
「テレビをつけて」だとできる場合があります。
日本語対応しているとはいえ、海の向こうは表音文字の国ですので、
少しかな多めで書いたほうが認識ミスを防げるようです。

・GoogleアシスタントのVoiceMatch、カスタムルーティンはアカウントに紐づく

Google homeからLS miniに指示を出す際、割と長いフレーズを要求されることがあります。
「リブスマートを使ってテレビをミュートにして」などです。
https://www.livesmart.co.jp/blogs/guide/google-assistant-scope
これを短いフレーズで…と思ってカスタムルーティンを設定し、
「テレビをミュートにして」などに割り当てると機能します。
そのカスタムルーティンはGoogle homeではなく、アカウントに設定されます。

またGoogleアシスタントには声で個人を識別するVoiceMatchという仕組みがあり、
こちらもGoogle homeなどの端末ではなく、アカウントに設定されます。

我々の環境では、アカウントを設定しVoiceMatchを行った作業者と、
ルーティンを設定してその動作を確認する作業者が異なったために、
何をしてもカスタムルーティンの動作が確認できない、という事態にハマりました。

・古いタブレットで検証をするのはやめたほうが良いかも…

両者Android 4.2 以上との記載だったので、Nexus 7で検証をしようと試みましたが、
LS miniとSwitchBotのAndroidアプリは動作しませんでした。
古いことやタブレットであることなど、原因はよくわかりませんが、
Androidについてはなるべく新しいスマートフォンを用意したほうが良いでしょう。

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