不特定多数が参加する無線LANの設計 | ライタス株式会社
弊社では、 八王子コワーキングスペース8beat のインターネット回線・無線LANの整備を行いました。 設計に際しては、一般のSOHO環境とは異なる条件がありますので、インターネットを使うためのノウハウについて、少しだけ解説します。 ■目次 インターネット回線の選定 無線LAN導入の条件の整理 無線LANの機種選定 選定や設置に関する注意点 インターネット回線の選定 インターネット回線側については、一般の光回線を利用いただければ、だいたい問題ないと思います。もちろん、法人向けのインターネット回線を利用すれば安定したインターネットがご利用いただけますが、費用面で難しいところもありますので、検討いただければと思います。 光回線サービスは、NTTのFlet's光を利用することが多いですが、他の電力系インターネットでも、回線速度が1Gbpsを謳っているものであれば、問題ないかと思います。 光回線を引けない提供エリア外の可能性もありますが、その場合は代替手段を検討します。電力会社系列やケーブルテレビなどのインターネット回線を使うこともありえます。その際は、回線速度や契約条項に注意して、できれば近隣に使っている人がいないか確認してみるのもいいと思います。 テナントビルや集合住宅の場合、光ケーブルが引けるかどうかは、オーナーに確認する必要があります。縦配管(EPS:electric pipe space)があるビルは大丈夫だと思いますが、古いビルになると、配線に苦戦することがありますので、回線業者の指示にしたがって立会等を行ってください。 その他、オプションや回線グレードなど、多数あります。必要に応じて選択する必要がありますが、各々の事情によって導入するものは異なるので、ここでは割愛します。 無線LAN導入の条件の整理 無線LANの選定では、いくつかの選定ポイントがあります。 最初に決めるのは、「ルーター」か「アクセスポイント」かを選びます。 どちらでもインターネットにはつながりますが、以下の様な違いがあります。 ルーター : 社内と社外を分けるといったことができる アクセスポイント:無線LAN用のハブ的な位置づけ ルーティング制御はできない 社内と社外にネットワークを開放する予定であれば、無